北海道縦断1日目
朝、いつもより少し早い時間に目が覚める。
軽い朝食と準備を済ませ、サイクルウェアに身を纏い、デイパックと輪行袋を持って出発。
これから9日間どんな体験が待っているかワクワクしながら電車に乗り込み、気付けば空港に到着。
自動手荷物預け場に並ぶが、サイズが大きいためどう見ても入らなそう。。
係員さんに声掛けられ、大型や特殊荷物の検査場に誘導された。
30分程しばらく待っていたが、出発時間30分前頃でもまだ長蛇の列となっていた。
係員さんからさらに誘導が掛かり、優先で検査してもらえることになりました。
函館に着くと、天気は晴れ間が多い感じだ。
早々と自転車を組み立て、空気を入れる。
スマートエアーポンプでポチッと押して後は勝手に100psiまで入れてくれる。非常に楽だった。
その間に輪行袋を畳んで、 空港近くのヤマトで配送を依頼。
稚内のホテル宛に配送、これで全て走る準備は整った。
いよいよ、出発。
走り出し、空気の違いやいつもと違った街並みにワクワクが止まらない。
北海道の地を走っている実感がすごい。
そうこうしているうちに最初の寄り道ポイント「立待岬」に到着。
若干霞がかってるが、海と山の感じがなかなかの物だった。
さらに次のポイントとなる函館山ロープウェイへ。
道の途中、街並みがきれいに見えるポイントがあった。
こういった普通は見落とすようなポイントも自転車旅だと足を軽く止めて写真に収められるのが良いところだ。
更に進み、ロープウェイを登る。
函館特有のクビレがよくわかる。少し遠目に次のポイントである五稜郭タワーが見えた。
きれいな星の形がくっきりと見える。
淡々とここまでこなして行くが、時刻は14時を既に回っていた。
まだ15キロも無いくらいで、今日の宿へはまだ80キロ程もまだ距離がある。
観光も良いが、しっかり時間配分も考えねばとこの辺りで思った。
ここからはしばらく観光ポイントもなく、ひたすらに北海道の地を走る。
函館を抜けて、段々と街の景色に自然の色が強くなっていく。
そして段々と天気がガスっぽく。
期待していた大沼国定公園は、もはや霞んでその綺麗さは無かった。
17時をこの時点で回っている。
距離にして45キロ程で、後半分あると考えたらこれはもう日が落ちるの覚悟しないとなと思った。
大沼国定公園を後に、少し進んだところでラッキーピエロに入店。
これが最後のチェックポイント兼夕食だ。
函館のご当地B級グルメといえばこれだ。
味もやはりB級、学生なら喜ぶような味付けという感じがした。
カロリーの消費から考えればこれくらいの摂取量が今はちょうど良い。
ありがたく完食し、最後のスパートに突入。
お店を出て数十分くらいでもう辺りは暗くなった。街も栄えているとはお世辞にも言えない程度なので、街灯の間隔も長く、ライトが無いと暗黒の世界だ。
しかも頼りの綱であるライトが、まさかの初期不良で点灯が安定しない。。
不安はあるものの、走りは順調ではあったため、20時を回った辺りで八雲町で取った宿に到着。
温泉に浸かり、風呂上がりにオランジーナ。これで一気に疲れも吹き飛んだ。
北海道縦断1日目、とても充実した1日でした。
明日からは走り出す時間にも余裕はあるので、もっとゆっくり楽しめるはずだ。
2日目、八雲町~洞爺湖まで。
続く。